文字検査
文字検査とは
可読検査と品質検査を同時に
商品券・金券といった、絶対に読み取られなければならいない番号の可読検査から、文字の欠け・汚れ・半返りといった品質の検査を同時に行う事が可能です。
製品に印字された文字の内容に誤りがないか、正確に判別することができるか、欠け・汚れ・伸び縮み・かすれ・滲み・形状くずれなど印字品質に問題がないかを判定する検査です。

文字検査の判別方法
撮像した画像に読取りウィンドウを設定し、そこから文字を切り出します。切り出した文字から、設定したパラメーターを元に可読・品質検査を行います。文字は辞書登録をする事で、OCR以外の文字も検査する事ができます。
撮像した画像から1文字ずつ切り出し、あらかじめ登録した辞書と比較して判定を行います。また、サイズ検査、文字固有の特徴箇所の検査、類似文字との相互比較など複数の検査を組み合わせて総合的に印字品質の判定を行います。


文字検査のメリット
独自の文字読み取りロジックを採用している事で、150m/分といった高速での文字読み取りが出来るのが当社独自の技術となります。また、複数個所を同時検査もできるので、ウィンドウ間の照合検査や様々な検査を行う事が出来ます。
また、文字検査を行うことで、読めない・汚れている・かすれているなどのトラブルを未然に防ぐことが可能です。文字認識と異なり、文字の品質や特徴を検査することで他の文字に読み間違えてしまうようなことを防ぎます。カメラを使用して高速に検査することが可能なため、一定の検査基準で全数検査が実現できます。

01.
読めないトラブルを
防ぐ
02.
文字品質検査で
読み間違えを防ぐ
03.
高速な検査で
全数件が可能
文字検査の手順
STEP01
撮像
タイミング信号の入力で撮像します。
STEP02
対象切出
撮像した画像データから検査対象を切り出します。
STEP03
文字検査
切り出された対象を一文字毎に辞書データとパターンマッチングを行い類似度(一致率)を算出します。
STEP04
品質検査
文字毎に特徴特徴的な箇所が印字されているかを検査し、さらに、不良パターン登録されている文字との類似度を算出します。
STEP05
結果出力
検査結果が、判定基準内の場合は良品判定、判定基準外の場合は不良品判定を行います。
文字検査の具体例
食品業界、製薬業界
課題
- 人が見て認識する文字を全数検査したい
処理例
- 賞味期限・使用期限、製造番号、シリアル番号を全数検査する。不良発生時には不良信号を出力し、不良画像の保存を行う
成果
- 読めない文字や他の文字に読み間違えてしまう文字を検査することで、印字不良によるトラブルを無くします


